当社は、創業以来、新技術、新製品の開発を通じ、技術開発型企業として社会に貢献してまいりました。特に、創業者辻田昇は、現在広く日本中で使用されている、六角ボルトの六角頭打抜連続成型機(トリーマ・マシン)を発明し、その製造実施権を吉原自動機(株)に与えて、ボルト製造業界に寄与、また、昭和44年には、他社に先がけステンレスボルトの量産技術を確立し、今日の経営基盤を築きました。
その後、数々の特許を取得し、自らの技術を高めるとともに、より多くの信頼をかちえるよう努力してまいりました。
最近では、切削加工により製作されていたSUS329J4Lという高強度・高耐食の二相ステンレス鋼の冷間鍛造法を開発。六角ボルト・六角ナット・六角穴付ボルトを製造し在庫販売を始めています。また従来からのSUS630ステンレス鋼高力ボルト・ナット・平座金のセットはハイパーボルト&ハイパーナット・平座金のセットと呼称し、在庫販売を通して市場開拓に努めています。
また、未来の金属であるチタンの耐食性と、その比重の割には、強度を発揮する特性に注目し、加工が難しいとされるチタンを、従来のステンレス圧造技術を活かして、製品化に成功しました。
その用余は、宇宙開発から化学プラント、将来は建設資材と、ステンレス以上に幅広く、多くの分野での使用が考えられています。
今後とも、引き続き新技術、新製品の開発に取り組むとともに、素材の選択から製造、販売まで、一貫した体勢でユーザーの皆様のニーズに応えてゆきます。